海外ドラマ・スラッシュ グ/リ/ム
.。. .。.:*・゜・*:.月夜の秘密
注※この話はニックが記憶喪失のジュリエットと別居してから
モンローの家に居候の設定を長引かせています
作品台詞モチーフ:Season2 #16 #20
1
朝
登場人物:ニック/モンロー
場所:モンローの家
ニック 「……おはよう、モンロー。
早いな。もう買い物に行ってきたのか?」
モンロー「ニ、ニック!!
も勿論だ。美食家は、店が開く前に買い物をする。
あ、あれ? なんだか前にもこんなセリフを言ったような気がするよな。
……おはよう、ニック。なんていうか、いつもより早いのには理由がある」
ニック 「理由って?」
モンロー「いや、目を覚ましたら、ちょっと、気まずかったんだ。
その……なんていうか、だな。ニックが……。ニックが部屋にいた。
しかもニックが、おれの横に寝ていて、すごく、その、ビックリしたというか……。
驚いたっていうか……つまり、心臓が止まるとこだったって、ことだよ」
ニック 「もしかして昨日の夜のことを、覚えてないのか? モンロー」
モンロー「……覚えてない。覚えてないぞ。そうなんだ。覚えてない。
どうして、おまえが同じベッドにいるのかなぁ、寝ぼけているのかなぁ、なんて。ハハハ。
確か昨夜は、シャツを一緒に探してて、お互い疲れて、ベッドの上で寝ちゃったんだよな、きっと。
そうだよな? そうに決まってるよな? なぁ?」
ニック 「――――おまえが、そう思いたいなら、またそういうことにしてもいいよ。モンロー」
モンロー「えっ……」
いいや。
覚えてる。覚えてるんだ。
本当は覚えてるんだ、ニック。
ぜんぜん、覚えてるよ。
昨日の夜のことだ――――。
忘れたり、しない。
昨夜のことは、ぜんぜん忘れたりしてない。
おれにとっては、大事な、大切な、
忘れたくない夜だったよ、ニック……。
大きな月が、真実を照らしだした、最高の月夜だったさ。
昨夜のことが―――――。
夢じゃなかったらいいと、思うような、
夢であって欲しいと、思うような気持ちなんだ。
photo/Do U like