夏まつり




マザー「ちょっとミモザ!! アレ、知らない?」

ミモザ「あれって?」
マザー「夏祭りのプラチナ・チケットよ。無くなってるのよ?!
    お上から、配布あったでしょ?!」
ミモザ「ああ……あれなら、ブロンクスとキールが持って行ったけど」
マザー「なんですってー!?
    何であんなチープなガキどもが、セレブの夏祭りに行くのよ!
    あれは私とボスのチケットなのよッ?!」
ミモザ「え……別にあれ、セレブなチケットじゃないし。
    夏祭りは基本チープなものだし……それに、ボスがあげたのよ。
    二人が政府イベントの夏祭りに行ったことがないからって……」
マザー「キー!! 信じられない! マジで?!
    アイツらなんか、ッカ―チーム主催のカ祭りに出てればいいのよッ!」
ミモザ「……(-_-)。大人げないわよ、マザーったら」

マザー「もう。せっかくボスと一緒に行けると思ってたのにさ」
ミモザ「マザー、やっぱりボスのこと……」
マザー「はぁ?! ち、違うわよ?! 仕事よ、仕事に決まってるでショ!!
    ほら、次回のDCネタを入手するとか、お客さん探すとか、あるじゃない?
    上流の招待客が多い夏祭りなら、商談うってつけでしょ?
    キラなんかも、あそこでよく上客見つけてるわよ」

ミモザ「ああ……そう?」
マザー「だけど、あんなメランコリック満載な祭りなんか、イマドキの若者には、
    楽しいとは思えないけどねぇ? ボスも何を考えてんのかしら」
ミモザ「さぁ。たまにはボスの好きな風流も学べってことじゃない?
    今だって、子供の参加は多いわよ? とっても盛況だし」
マザー「一般人の、イケ好かないセレブなお子様でしょ、ほとんど」

ミモザ「そんな子ばかりじゃないわよ。昔と違って、今は中流層もあるし。
    最近では、下流層だってわりと参加できるようになってるのよ。
    きっと楽しいと思う……小さい頃に家族と行った時、私も楽しかったし……」
マザー「そうね。私もお爺さまに、可愛い紫のヒヨコを買って貰って、嬉しかったわァ」
ミモザ「紫……。やっぱり、子供の頃のたわいない嬉しかった思い出って、
    きっと大人になったら、懐かしい心の支えになって、必要なのよ。
    キールもブロンクスも初めてのお祭りで、きっと楽しいわ」
マザー「さぁ、それはどうかしらね。
    あの無感動なガキどもに、そんな高尚な感情、学べるかしら」

ミモザ「マザー……黒すぎる(T_T)」