☆銀/魂パロディ

初詣のお神酒ほど旨いもんはない(1)

登場人物:銀時/神楽/近藤/沖田
場所:かぶき町の神社


銀時「お 雪じゃねぇか… 新年の初詣にもってこいだ 風流だねぇ」

神楽「ほんとネ!雪アルね!スゴイ本物ね!」
銀時「おいおい どこ行くんだ 神楽ァ 走るなァ こけるぞ」

神楽「銀ちゃァーん!早く来るアル!積もると良いね!雪合戦できるね!」
銀時「ったく やっぱあいつも子供だよォ 雪みて駈けずりまわってら」


近藤「ん? おい総悟 あれ万事屋じゃねぇか?」
沖田「ああ 本当だァ おーい 旦那ァ 明けましておめでとうございまさァ
    なにひとりでニヤニヤしてんでさァ」

銀時「おぅ 総一郎くんとゴリラじゃねぇか おめっとさん」
近藤「おぅ おめでとう ってもはやどっちも名前が合ってないから」
沖田「そうでさァ ゴリラは正解ですけど 俺は総悟でィ」
近藤「ちょ 俺ゴリラじゃないから 新年早々ゴリラじゃキツイから
    まァ いいか正月だし 万事屋! 改めて今年もよろしくな」

銀時「おー 今年はちゃんと仕事しろー税金泥棒」
近藤「おまえに言われたかねェよ なんだ ところで万事屋も初詣か?ひとりでか?」

銀時「ひとりで初詣なんて 面倒くせぇことすっかよ
   神楽も来てるんだが この雪ではしゃいじゃってな 先に境内に行っちまった」
沖田「チャイナも来てるんですかィ 雪玉作ってぶつけてやるぜ」
近藤「あ おいおい! 総悟!やめとけって!
   …いっちまいやがった あいつもまだまだ子供だなァ」

銀時「新年早々大惨事に ならなきゃいいけどな」
近藤「万事屋 どうだ 大人の俺たちは 参ったあと
    ちょっとお神酒を頂いていかんか」
銀時「そいつァ いいな 雪の中で飲む 冷えた酒は 格別だからな」
近藤「だろ 寒いからこそ 体があったまる感じがいい」

銀時「…ところで そっちはひとり足んねぇみたいだが どうしたよ
   マヨ副長サンは」

近藤「ああ トシか ちょっと…風邪を引いててな」
銀時「そうなのか?」
近藤「ああ 大したことはないんだが 雪空だったんでな
    こじらせるとマズイし 初詣は諦めさせて 屯所でひとり寝とるんだ
    みんなも それぞれ正月は どこか行ってて屯所が一番静かだしな
    そういや そっちも新八くんが見えんようだが…」
銀時「あいつも 風邪引いて寝てるらしいよ お妙が看病してるぜ
   新年挨拶にでも行ってきたらどうだ? 酒でも買ってな 神の酒なら
   風邪に効きそうだろ」
近藤「おっ♪ それはいいな そうしよう おまえも一緒に行かんか?」
銀時「俺はやめとくわ 二人の間を邪魔すると 悪いからなァ」
近藤「いやいや そんなことはないさ はっはっはっ なんだ万事屋 照れるだろォ」

銀時「神楽たちは 放っておくか  雪が積もるまで あいつらバトルしてそうだからな
    おっと 新八の風邪がうつるとマズイから 神楽はお妙のとこには連れてくなよ」
近藤「ああ おまえもそういうとこは 保護者らしいな…って ちょっとちょっと 俺はいいのか?」

銀時「おまえは だァい丈夫だってェ バカは風邪ひかないからなァ」


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