ROOM 04
■エンゼル&カミカゼの部屋■

登場人物:エンゼル/カミカゼ
場所:不気味な洋館(Fの館) ゲスト部屋



エンゼル「大丈夫か?カミカゼ?…まだ、痛い、か?」

カミカゼ「ん…大丈夫だ…。ごめん、ヘッド」
エンゼル「謝るなよ。お前のせいじゃないだろ。俺が…悪いんだ」
カミカゼ「ヘッド…。おれ、後悔はしてないよ」

エンゼル「いや、いくらなんでも、マズイだろ…こんなことになっちまって」
カミカゼ「そう、かな。やっぱ内緒にしておいた方がいいのかな?」

エンゼル「そうだな…。いや、どうなんだろうな。でもバレるだろ…どうせ。
      いいか、俺が監視カメラを細工しようとして、お前の足に落下させたのは、
      俺のせいだ。そのカメラをお前が壊しちまったのも、やっぱ俺のせいだよ」
カミカゼ「壊すつもりは無かったんだけど…監視されてると思ったら、つい」
エンゼル「やっぱ、備品を壊すと半殺しかな。あの執事、強そうだったよなァ…」
カミカゼ「あんたでも、怖いんだ(笑)?どのハッカーチームのヘッドもそんなに腕力はないのに、
      マフィアボーイズには、腕に自信のあるヘッドがいて、案外羨ましがられてるんだ。
      俺たちには、強くて自慢のヘッドなんだけど?」
エンゼル「いや、いくらなんでもあの執事は、無理だろ…うん。いくら俺でも無理だって。
      でも番犬なら、負けないだろうがな。そうだ、あいつなら負ける気がしねぇな。
      カミカゼ、俺が殴り殺されそうになったら、番犬に助けを求めてくれ。なっ」
カミカゼ「おいおい、あんまり、カッコよくないけどなぁ…ソレ」
エンゼル「まぁ、だよなぁ〜(^▽^)>みんなには内緒だぜ?」

カミカゼ「…なんかさ、ヘッドと二人で旅行って、楽しいな。キラに感謝しなきゃ」
エンゼル「え、そうか?でもよ、なんか大変な事態になってるぜ今?
      いわゆる遭難じゃねぇのか、コレって。何だか怪しい屋敷だしよ…。
      なのにこんな状況でもハイテンションのままのバカラ社長は、凄い人だよな。
      度胸がハンパねぇよ。さすがウオッカの親父だけあるよ、うん」
カミカゼ「ヘッドは、ウオッカさんを尊敬してるんだな」
エンゼル「そりゃそうだ。伝説のハッカーだし、人の心がわかるハッカーだ。
      俺は、昔から憧れてんだ。あのひとによ」
カミカゼ「伝説の男は、今はちょっと…情けない感じするけどね」
エンゼル「…まぁな。けど、けど色々あったんじゃねぇのか。深い傷を受けた男だけが、
      本当の優しさってのを知ってるのさ。俺は、今のウオッカだって嫌いじゃねぇよ。
      今の姿は、きっと何か理由があるんだと思うぜ。
      俺らMB出生の情操欠落人間なんかには、きっと分からない何かだ。
      でもいつかは、そんな複雑な心がわかる人間になりてぇと思ってるんだ、俺はな」

カミカゼ「…そうか。俺は、そんなヘッドのことを尊敬してるし、好きだよ」
エンゼル「よせやい。照れるだろが…(^-^〃)>」
カミカゼ「ねぇ、ヘッド。あのさ、ヘッドは今、彼女いないじゃん?」
エンゼル「ん?まぁな。この間の子は、また巧くいかなったんでな。
      ひょっとして、誰か紹介してくれるのか?v(^o^)
      今日はバレンタインデーだしなぁ。本来なら、可愛い彼女にチョコとか
      貰う日にしたかったよな…振られっぱなしで、いつも夢と消えるけどな」
カミカゼ「それはさ、女の子でないと、駄目なのか?性別の男は、無理?」

エンゼル「え…男か?!いや…それは〜〜だな、最終手段というか、
      そこまで困ってないというか…いや、困ってないことはないが、
      基本的に初めから男で妥協するのはちょっと…結果が男だったら仕方ないとしてだな。
      なんだよ、まさか男を俺に、紹介しようってのか?」
カミカゼ「男とは付き合わないけど、好きになったのが男だったら、仕方ないってこと?」
エンゼル「基本、そういうもんだろ?別に好きになったら、気にはしねぇよ。多分」
カミカゼ「そうなんだ…」
エンゼル「つーか、お前はどうなんだよ、カミカゼ?相手が男でも気にしねぇのか?」
カミカゼ「俺の好きな人は、男なんだよ」

エンゼル「ええ!!あ…いや、スマン。
      ダメって意味じゃねぇんだが、ちょっと…ビックリしただけだ。
      けど、好きなもんは、仕方ねぇよな。男だって、色気のあるヤツはいるし、
      うん、世の中には、女よりキレイな男とか、いるからな…」
カミカゼ「(笑)。キレイな男でないと、駄目なんだな、ヘッドは」
エンゼル「えっ!?そんなこと云ってねぇだろ?!…云ったか?」
カミカゼ「ヘッドは、男とセックスしたいと思ったことなんか、ないよな?」
エンゼル「!!な、ない!!ナイ、ナイナイ無い!!(たたた多分…だけども!)」
      
※↑ハロウイン☆ナイトメア参照(^_-)-☆

カミカゼ「…だろうね」
エンゼル「って、お前は、あるのか、カ、カミカゼ…?」

カミカゼ「そんなおっかなビックリ聞かないでくれよ。…軽蔑されたかな?へこむなぁ(笑)」
エンゼル「Σ( ̄□ ̄)!ス、ス、スマン!!
      そういうわけじゃねぇんだ!違う、違うんだ、カミカゼ、誤解するなよ?
      軽蔑なんか、するわけねぇよ!!いや、俺もある、俺にもあるぞ、
      いや、あったかも、しれないんで!!」
カミカゼ「えっ。…何が」
エンゼル「えっ。いや…男との…その…ナニ……かな?」

カミカゼ「…え…!?本当に?!」
エンゼル「や。でも、あれは…その…違うんだ。スキとか、嫌いとかじゃなくてだな。
      どっちかといえば、その…ひとりえっちに近いというか、マスターベーションだ」
カミカゼ「はぁ?青い時期、学校で野郎同士が遊びでカキっこするよな、アレのこと?」
エンゼル「いい年してそこまで青くはねぇが…でも、あれは自慰に近かったと思うんだよな…。
      …あれはよ、セックスなんかじゃねぇよ。ただ、なんか…カキあっただけだ。
      確かに性交でもなかったし…なんかお互いの寂しさを、単に相手でただ紛らわせただけ、
      的な感じだ」
カミカゼ「…なんか、どんな相手だったんだよ、それ?ヘッドの大事なひと?」
エンゼル「全然そうじゃねぇよ…けど、二人でいたのに、独りHだったんだよな…」
カミカゼ「なんだか、それが悲しかった、みたいな顔してるぜ、ヘッド?」

エンゼル「えっ?
      …いや、いやいやいや!!そんなことは無い。断じてない!
      そうじゃなくて、ただひとりエッチしてました、テヘっ♪てなことだろ?!」
カミカゼ「そうかな。ヘッドのそんな顔、今までみたことないけどな。
      その人のこと、実はマジで好きだったんじゃないのかな?」
エンゼル「(〜〜イヤー!!Σ( ̄□ ̄;)!ヤメテェ〜〜)
      …勘弁してくれ。違う、違うからホントに!!違うから!!」
カミカゼ「潜在意識下で、気持ちが表に出てないことってあるらしいし…」
エンゼル「(えええー!!)いや、困るから。本当に違うから、恐ろしいこと言うなって」
カミカゼ「でも、今のヘッドの表情、MB出生の俺でも何か感じるものあったよ」

エンゼル「気のせいだ。いいか、MBだからこそ、分かっちゃいねぇんだよ!
      そんな簡単に、人の心なんか、わかんねぇんだよ!!
      分かるはずねぇんだよ!そんなのは、傲慢だ!
      いいか、人の心なんざ、わかっちゃいけねぇんだァァ!!」

カミカゼ「…ヘッド?」
エンゼル「……あれ? 人の心は、分かっちゃいけねぇんだっけ??」

カミカゼ「落ち着いてくれよ、ヘッド。
      とにかく、分かった。もうこの件には、触れないよ。
      変なこと聞いて、悪かった。気にしないでくれよ、おやすみヘッド」
エンゼル「(ええー?気になるだろ普通?!男はどうかって、なんの意味合いだったんだよ!)
      あ、ああ。そうだな。ま、お互い恋人できるように、頑張ろうぜ。なっ」
カミカゼ「…そうだね(^_^.)お互いに、ね」
エンゼル「(ええー?ナニその微妙な顔!!)…あの、カミカゼ?」


カミカゼ「カメラ、壊しといて良かったよ。
      そのままだったら、きっと…キラがハッキングしてたな」


エンゼル「Σ( ̄□ ̄)!・゜・゜・ キ、キラ?!
      ち、チクショウ、、キラめッ!じ、地獄に堕ちやがれってんだ!
      (なななななんで今キラ?どういう意味ィィィ〜〜〜〜?!)」
←気にしすぎ



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