ROOM 02
■バカラ&ラスの部屋■
登場人物:バカラ/ラス
場所:不気味な洋館(Fの館) ゲスト部屋
バカラ「あ〜、とんだことになっちまったなァ♪」
ラ ス「…とんだことと云いながら、結構楽しそうだな、バカラ」
バカラ「そっか?だって森の中の洋館だぜ?ワクワクするしかねぇだろが♪」
ラ ス「子供か、お前は(-_-;)」
バカラ「なぁなぁ、こういう屋敷に缶詰展開じゃ、次はアレだよな。
雪が深まって、密室の洋館で、殺人事件が起きたりするんだよなっ。
で、名探偵登場!みたいな展開だろ♪あの流れだろ、コレ?
洋館殺人ミステリーだ」
ラ ス「物騒なことを言うなよ。そうなったら、誰が名探偵をやるんだ?」
バカラ「そりゃ、ラス先生か、あとはそうだな…このメンバーだとキラだな」
ラ ス「犯人は?」
バカラ「そうだなぁ…意外性でマザーがいいかな。案外、似合いそうじゃねぇか」
ラ ス「死体役は、お前がやるか?」
バカラ「俺が殺されるのか?それはあまり得策じゃねぇな。
お前もキラも悲しみすぎて、事件が解決できねぇだろ?(^_-)-☆ 」
ラ ス「いいや、俄然燃えて、事件解決に立ち向かうね」
バカラ「そっか、愛されてるなぁ、俺って♪」
ラ ス「バカか。社長の座を狙って、頑張るってことだよ。真犯人はどうでもいい」
バカラ「後釜か?俺の跡をついでくれるのか?嬉しいねぇ♪」
ラ ス「は。お前のポジティブ思考に勝てるわけないか。お前の相手は疲れるな」
バカラ「まだ何もしてないのに疲れるこたねぇだろ。夜はまだこれからだぜ?」
ラ ス「俺と何かする気なのか、バカラ?」
バカラ「するけど?トランプとか、そういうんじゃないぜ先生?」
ラ ス「分かってるよ。ベッドでする、セックスだろ?」
バカラ「先生は直球だなァ。お前の唇でセックスって云われると、股間が疼く。
ま、そういうとこがたまんねぇんだけど。
最近ずっとご無沙汰だったから、社内旅行の計画を立てたんだぜ?
バレンタインデーを狙ったのは、そういうわけだ」
ラ ス「俺とセックスするために?そりゃご苦労さん」
バカラ「お前とセックスする為だけじゃないけどな、その目的も含むってことだ」
ラ ス「バカラ、俺たちもう寝るのはやめにしないか…前も云ったけど」
バカラ「いやだ」
ラ ス「…その返事も前に聞いたな。何回云えば許可が出る?」
バカラ「どうして、別れたいんだ?」
ラ ス「別れたい…?ちょっと待て。俺たち、つきあってたか?いつから?」
バカラ「俺だって、ずうずうしく恋人だとは名乗らないつもりだったさ。
でも子供を育て上げたら、恋人に昇進させてやらないこともないって、
昔、お前は俺に言ってくれただろ? だったらもう、時期だろ?
ウオッカもキラも手を離れたし、恋人でいいじゃねぇかと思ってな」
ラ ス「なんだそりゃ。手をぬくなよ。子供を育て上げたらとは云ってない。
その頃には、なってるかもしれないって言っただけだ」
バカラ「面倒くせぇから、恋人でいいだろ、もう」
ラ ス「あんたのその大雑把は、他に類を見ないな。何が面倒くさいだよ。
面倒くさいとかで恋人にされては堪らん。
お前はまたバレンタインデーは恋人になった記念日とか、勝手に云う気だろ?
それじゃ今、俺は浮気しまくりの、お前の恋人ってことになるのか?」
バカラ「そうなるな。でもそれでも良いと俺は云ってたからな。
浮気なんか大した問題じゃないさ。浮気はやってくれてもいいぜ?」
ラ ス「いや、ちょっと待ってくれ。本当は俺たち付き合ってはいないだろ。
恋人になるかもしれないのは可能性で、恋人になったわけじゃない。
お前はまだ俺の親友、またはセフレのひとりの筈だ。そうだろ?
お前の恋人でもないのに、浮気とか云われるのは、不愉快だ」
バカラ「そうなのか?ケチケチすんなよ。まぁ別にどっちでもいいけど」
ラ ス「どっちでもいいのかよ!?じゃあ、恋人とかいうなよ!」
バカラ「何で怒るんだ?変なヤツだな」
ラ ス「〜〜〜!!
は…やめた。お前くらいだよ。この俺に怒鳴らせるなんてな」
バカラ「お前の感情を掻き乱すのは、俺だけだろ♪」
ラ ス「俺の感情を掻き乱して、楽しいか?」
バカラ「感情よりも、もっと違うとこを掻き乱したいけどな…例えば、
こんなとこ、とか…な?どうだ、乱されるだろ?」
ラ ス「ん…よせよ、バカ。この、エロ、オヤジめ…ハ ァ…ッ」
バカラ「夜は長いぜ、センセ。次第に俺が一番イイって思うようになるさ」
ラ ス「エロオヤジの常套句を云うなよ…アッ…ン」
バカラ「愛してるぜ、ラス―――頼むから、俺と結婚してくれよ。
聖なるバレンタインデーに、俺のプロポーズを受けろよ。
受けてくれたら、俺の一生を、おまえに捧げる。本気だ」
ラ ス「…ほざけ、それが、重いんだって、何回も云ってるだろ」
バカラ「俺はバカ正直で重い男だ。でもそこがいいだろ?本当は思ってる筈だ」
ラ ス「思ってない、もういいよ…もういい…セックスに集中してくれ、バカラ」
バカラ「了解。結局、お前が好きモノだから、俺もやめられないんだよなぁ」
ラ ス「だって、ァッ…イィ…ん、だ、から、ンんッ…バ、カラ…もっと…」
バカラ「淫乱先生…すげぇな。エロいよ。何人とも寝てるなんて思えねぇな。
そうやって誰にでもこの悩ましい先走り滴らせて、イイってよがるんだろ…
お前のイイとこ、もう発掘できねぇくらい誰もが知ってるんだろうな?」
ラ ス「やッ…そんな、こと、な…ァァ…ァ イヤ ァ……」
バカラ「でも、それでも俺は、どんなお前でも愛してるぜ…。
本当に、お前のココと同じくらい…ズブ濡れになるくらい惚れてんだ。
ラス…これからは、俺の言葉だけに、濡れろよ…」
ラ ス「………バカラ……。」
バカラ「…ん?」
ラ ス「…萎える(-_-メ)」
バカラ「ええ?」
ラ ス「だっから!!うるさいんだよ!イチイチ!
これから燃えて熱くなるって時に、気持ちよくなってる時に、
下手な口説き文句は、萎えるってんだよッ!?いい加減にしやがれ!
エロならエロ、純粋な愛の告白なら純愛に、統一しろっての!
ったくもう…台無しだ。気分のやり直しだ。
だから嫌なんだ、お前と寝るの。もうムードぶち壊しだからな。
そんなオヤジギャグばかり飛ばしてると、キラたちに嫌われるぜ?!」
バカラ「ええっΣ( ̄□ ̄)!マジでかァ!?
オヤジギャグで、ガキ共に嫌われるってのか?!…それはヤバイな。
…で、なんでそんなにマジギレで怒ってんだよ、ラス先生は?」
ラ ス「…お前、もう洋館殺人ミステリーの犯人に殺されてろ。
地獄で会おうぜ、BABY」