桜 祭 り 

場所:国立植物園 桜公園特別一区
登場人物:バカラ/ダーティ・マザー/テキーラ(キラ)

 


バカラ「あー 本日は電脳タブロイド主催【桜まつり】にお集まり頂きまして…
     ありがとうよ 野郎ども!!
     今日 この日この場は 参加者全員平等・無礼講だ!
     ケンカなし!差別なし!かけ引きなし!トラップ無し!仕事話なし!
     今日限りは 全部が一切 一時休戦!
     みんな仲良く御破算で 花見で飲んで歌って喋って好きにやってくれ!
     ほんじゃぁ …乾杯!! そして、解散ッ!


マザー「あらま 解散させちゃったわよ うちのボス
     宴は始まったばかりなのにさ どういう世話役さんよ?」

キ ラ 「てめーら勝手にやれってことだろ バカラらしいよ」





壱 

登場人物:ダーティ・マザー/ミモザ
(所属:メルマガ配信社「電脳タブロイド社」)

マザー「今日は本当お花見日和ね♪ 植物園の桜は完璧で綺麗だわ」

ミモザ「本当ですね 一番良い1区を貸切なんて贅沢ですね」
マザー「なんでも植物園の所長が友達らしくて…脅し いえ お友達優遇らしいわよ」
ミモザ「ボスは顔広いですよね 警察にも確かお友達いたし…」
マザー「どうせ蛇の道は蛇関係よ しっかしね 何考えてんだか
    ハッカー小僧は招くは 娼館のオーナーと子供らは招くは
    会社のお偉方も招くは どんな集団なのコレ?」
ミモザ「でもお得意様会社関係は…ほとんど来てないみたいだけど…」
マザー「そりゃそうよ 極悪ハッカー小僧がいんのよ?敵よ敵?
     休戦できるわけないわ」
ミモザ「でもせっかく普段会えない階層の人間とオフネットで会えるんだから
    相手を知る良い機会でもあると思うんだけど…」
マザー「あらミモちゃん あんたキラみたいなこと言うのね そういうアンタは
    さっきから あたしにくっついてるけど 他のグループとお話しないの?」
ミモザ「…だって 恐いですよぅ〜(>_<) ハッカーとかいるんですよぅ」
マザー「なんじゃそりゃ 何か言ってることが違うけど」
ミモザ「だって ・゜・(>_<)・゜・」
マザー「はいはい 分かった分かった そこで大人しくお花見て飲んでなさいネ
    あたしは どっかで可愛い子をGETしてくっからね〜♪じゃあねぇ」
ミモザ「ええ〜! マザー!ひとりにしないでぇ(えぐえぐ…(>へ<)





弐 

登場人物:エンゼル・フェイス/カミカゼ
(所属:ハッカーチーム「マフィア・ボーイズ」)

エンゼル「カミカゼよ ゴワサンてなんだ?」

カミカゼ「全て白紙にするって意味でしょう」
エンゼル「そうか おまえ物知りだなぁ さすがナンバー2…んなッ?!
     カミカゼ? おまえもうソレ飲み干したのか?!」
カミカゼ「ん?ああ だって今日は祭りだからね ドンドン飲もうヘッド」
エンゼル「ちょっとピッチ早かねぇか?大丈夫か 始まったばかりだぞ」
カミカゼ「んな保守的なこといってんの ヘッドだけでしょ
     他の連中 もうタブロイド社の社長挨拶がある前から
     もう無礼講とオフレコで あっちこっちにヨッパで飛んでる」
エンゼル「…本当だ どこ行きやがったんだ あいつら」
カミカゼ「休戦といってもね 敵対チームも少し来てるようだからな」
エンゼル「おい 物騒なこと言うなよ 縄張り意識の強い俺らに
     今日だけは休戦だって バカラのおっさんに宣誓させられてっだろが」
カミカゼ「だからそんなの真面目に聞いて守るのは ヘッドだけだって」

エンゼル「バカいうんじゃねぇ 仁義は通すのが俺の流儀だ
     こんな良い眺めの花見は めったにできねぇだろが
     恩を仇で返すわけにゃいかねぇ
     うちのチームの誰か1人でも守らねぇってんなら そいつは退団だ」
カミカゼ「うちのは大丈夫だろ あんたがそういう人だってのは
     新人でも知ってるからね あんたは俺らの誇りだから…
     そんなあんたに皆ついて来たんだから…無茶はしないさ
     まぁ今日は ノンビリのどかにやろうぜ はいはい飲んで♪」
エンゼル「え あんだよ 急に持ち上げんなよ 照れるだろ」
カミカゼ「はいはい♪飲んで飲んで♪」
エンゼル「?ちょっと…ちょっと待て!おまえ すっげぇ酔ってねぇか?!」
カミカゼ「酔ってないよ… ヘッド 俺…なんか 熱いんだけど… ねぇ」
エンゼル「〜〜!!なんで目が潤んでんだ?! 変な目して見んなよッ
      ちょ…何脱いでんだ カミカゼ?!オイ…!!Σ( ̄□ ̄)!」





参 

登場人物:マリア・エレナ/ベッツィ・ロス
(所属:ハッカーチーム「マフィア・ボーイズ」)


ベッツィ「ちょっとちょっと あっちでカミカゼがヘッドに迫ってるわよ」

Mエレナ「マジでか? ヘッドはケルベロスじゃないの 浮気モノね」
ベッツィ「カミカゼってさ やっぱヘッドが好きだったのね〜」
Mエレナ「でもヘッドとカミカゼじゃ 萌ルームネタにはなんないわよ」
ベッツィ「それはそうね 美少年と地獄の番犬ネタもそろそろ飽きてきたけどねぇ」
Mエレナ「でも今日はさ すっごい萌宝庫じゃない?
     ほら見て あっちの集団ってリージョン・オブ・ドゥームの連中よ
     ヘッドのブラック・ルシアンがいる!」
ベッツィ「え すごい 今あのチームって政府ブラックリスト上位5位内って噂でしょ?
     ハッカーチーム人気ランキング急上昇中よ ヘッドのルシアンも超人気で
     ネカフェじゃ近づけないし でも室内で見る時よりカッコよくない?
     桜の下にいい男♪サイン貰ってこうかな…これを機にお近づきに…」

Mエレナ「ちょっとちょっと アンタが惚れちゃってどうするのよ
     だいたいネカフェでも近づけないのに 今日なんか尚更無理だって
     そうじゃなくて 今日のメンツなら萌カプも夢じゃないのよ♪
     ちょっと偵察行ってこよかな」
ベッツィ「とかいって アンタもルシアンのとこ行きたいんじゃないの」
Mエレナ「違うわよ! 腐女子魂をバカにしないでくれる?あのルシアンはねぇ
     最近ラスティネールから仕事請け負ってるらしいのよ〜フフフ裏情報よ」
ベッツィ「ええー!マジでか?! あの淫乱貴公子ラスティネールの毒牙に?!」
Mエレナ「萌ルーム]80141のオフ会を今から開くわよ!召集!!」
ベッツィ「ラジャー!」