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リ コ 「ごちそうさま 美味かったよ ここのロブスターは悪くないね
しかしエルビスの奴 あの毛布よっぽど好きなんだな
たかがゲームで こっちがロブスターみたいに食われるとこだった」
ソニー「お前が真剣になってゲームに参加するからさ
エルビスは自分の大事なものを奪われるのが 世界で一番頭にくるんだ」
リ コ 「世界で一番ね 前から思ってたけどソニー お前の横顔って グッとくるね」
ソニー「…なに?」
リ コ 「そう そのまま上目使いにこっちに目線送られると メロメロになりそう
世界のみんながお前に逆上せあがっちまう ジートもスワイテクも狙ってるかも
俺はライバルが多くて どうにかなりそうだぜ ハニー」
ソニー「なに言ってんだよ バカ よりによってジートとスワイテクなんか例に出すなよ」
リ コ 「なぁ…デザートもらっていい? 俺の本命はロブスターじゃなくて実はコッチなんだ
俺と少しベッドでリラックスすれば 気分が軽くなる そうだろソニー」
ソニー「主任に送り狼が出ましたって報告するぞ ヤバイどころじゃないぜ
タブスとクロケットは私生活も相棒なんですって告白するのか 主任はどうする?
卒倒するか? いや案外『そうか 羽目を外すな』なんて
いつも通りのポーカーフェイスだったりしてな …あり得るな」
リ コ「いいや 主任は嫉妬するね 彼はお前に気があるからな」
ソニー「ご冗談を 体温が一気に下がったぜ まだジートの方がマシだ」
リ コ「ホントホント キャステロ主任は 今回 あのヤバイお友達が
お前に逆上せ上がってるから 気が気じゃないんだよ」
ソニー「俺がバイスだとはまだバレてないんだぜ? 蒸し返すようだがなリコ
やっぱり俺は潜入捜査を続けるべきだ」
リ コ「いいや あのお友達は麻薬以外にも非常に危険だ だから俺たちに任せてくれ
お前には少し休養が必要なんだ いいな? 疲れてるんだソニー」
ソニー「疲れてなんかいない お前らはあいつのことを何も知らない」
リ コ「お前も知らないことだってあるさ 特に俺に関してはね」
ソニー「お前に関して? 何がいいたい? はっきり言えよ」
リ コ「じゃあ遠慮なく言うよ お前が麻薬で骨抜きにされてた間
あいつは お前に何をした? あいつに一体何をされたか 覚えてるかソニー」
ソニー「何もされてない! そんなことをここで蒸し返す気なのか…」
リ コ「そんなこと? そんなことが俺の命に重要に関わってくるんだ!
そんなことがだ!! 今度あいつの腕に絡みとられたら
お前はもうバイスに戻ってこれなくなるかも知れないんだぞ!」
ソニー「だから俺を外すのか 俺があいつ側に寝返るだなんて そう本気で主任は思ってるのか
まさかお前もかリコ?!」
リ コ「俺が主任に頼んだ クロケットを外してくれとな」
ソニー「…どういうことだ」
リ コ「お前の受けた傷跡を 主任に喋った」
ソニー「なんだと… 喋った? ベラベラ喋ったのか!
『俺の相棒が 友達だと思ってたオカマ野郎に強姦されました』って
ご丁寧に報告書にでも書いたってのか!! ふざけんな!
なんてこった 畜生 信じてたのに… 何故だリコ どうしてだ!
裁判所で どうやってヤツに犯されたか俺に答えろとでも言うのか?
自分が答える日が来るなんてな 『それであなたは感じましたか?』
ハイ薬で頭がぶっ飛んでたので凄くイイ気持ちでしたって言うのかよ! はっ?!」
リ コ「ソニー やめるんだ そういうことを言ってるんじゃない」
ソニー「そうかい!! 報告義務を怠らないお前は さぞ立派な警官なんだろうさ!」
リ コ「ソニー! そうじゃない そんなことを言う必要はない
お前はあいつに無理やり打たれ続けた薬で 意識は朦朧としてたんだ
何をされてたかなんて 覚えちゃいない 分からなかったんだ」
ソニー「そうだ 覚えてない 俺は 何も… 何もだ 全然覚えてないんだ
…傷跡を見て ああそうなんだなと思っただけだ 何も分からない」
リ コ「あんな傷跡なんかすぐに治る だが俺を見ろよ ソニー 俺だよ
リカルド・タブスはあいつに何をされた? 分かってるのか?」
ソニー「お前は何もされてない」
リ コ「いいや お前は分かってない エルビスだって自分の毛布を命がけで守った
容赦なく奪われるのは 世界で一番赦せないことだ
俺はあいつに この世でもっとも酷いことをされたんだ 分かるかソニー
俺のこの苦しみが分かるか?
リカルド・タブスは お前を ソニー・クロケットを酷い目に遭わせられた
…畜生めッ」
ソニー「リコ」
リ コ「奴は許せない お前が許しても俺は赦さない 絶対に挙げてやる
それでお前の中から 奴の存在さえも消してやりたい お前には二度と触らせない…!」
ソニー「リコ…リコ 本当に覚えてない …最中のことは覚えてないんだ
本当に 朦朧としてて 良くなんかなかった 感覚がなかった あの行為が
それがお前を傷つけたか? それは俺の責任だ すまない」
リ コ「違う お前のせいじゃないソニー 誤るな お前は朦朧としてたんだ
相手が誰だかも分かってない程にな 分かってなくて幸いだった
それは分かってる だが俺は赦せないんだソニー 奴を殺してやりたい!」
ソニー「リコ…リコ聞いてくれ そんなに怒るなんてどうかしてる」
リ コ「ソニー 俺の救いはあいつが多分 最初から最後まで嫌な思いをしたってことだ
だからやったことの罰は受けた だが法の罪はこれから償わせる」
ソニー「嫌な思いをしたのは俺だ」
リ コ「いいや 奴は最中ずっと お前に『リカルド』と呼ばれ続けた筈さ
たとえお前が覚えてなくたって分かる 分かるんだ お前が 俺のことを呼んでた
でもすぐに助けに行けなかった それが辛い」
ソニー「凄い自信だな …そう だから腹を立てて それで逆上したんだろうな 不憫な奴だ」
リ コ「お前は 愛してるって言っただろ?」
ソニー「俺が?」
リ コ「愛してるっていったさ 聞こえたんだ」
ソニー「調子いいな …言ったかな そうだな言ったよリコ 愛してるってな」
リ コ「ソニー …キャビンに入る?」
ソニー「ストップ お楽しみは主任にかけあってからだ お前がそんなに酷い目にあったなら
俺も敵を討たなくちゃならん そうだろ相棒?」
リ コ「そんなのあとにしろよ 俺のシャンパンはセンが抜けそうなんだから」
ソニー「ダメ そんなのどこで覚えた 品がないぞリコ先生
お前の自慢のボトルを振るのは まだお預けだ」
リ コ「やれやれ 今日はオアズケが多い日だね 分かったよソニー
俺たちコンビで やっつけようぜ 待たされ過ぎると 俺 俄然 燃えるね 覚悟してくれ」
ソニー「お前 がっつきすぎ エルビスでもお預けくらいはするぜ?」
リ コ「おいおい…嫉妬の炎に燃える男を ワニと一緒にするなよ ソニー」
ソニー「ワニじゃない クロコダイル」
リ コ「ああそう 似たようなものだろ」
ソニー「似たようなものでも 同じものじゃない そこが重要 分かったか?」
リ コ「分かりました先生 お前がすぐ熱くなるこだわり派の強情者だってことは 理解したよ」
ソニー「それって自分のことだろう?」
リ コ「はぁ? 言ってろ」
ソニー「リコ 軽いキスくらいなら しても構わないんだぜ?」
リ コ「よせよソニー まったく気まぐれなんだからな 速攻食っちまうぞ」
ソニー「本当は 傷跡が苦しくて 忘れたいんだと そうお前に言ったら
…俺の何かが崩れそうな気がしたんだ」
リ コ「ソニー だからさ そんな顔して俺を見ないでくれよ
お前の上目遣いは 飛ぶ鳥も落ちる 何も崩れないさ お前は立ってる そうだろう?」
ソニー「…そうだな」
リ コ 「俺も 勃ってるけどね」
ソニー「バカ」
リ コ「とにかく 俺たち一緒にあいつを挙げるんだ 必ずな」
ソニー「ああ 頼りにしてるぜ 相棒どの」
リ コ「あのさ 仕事の相棒もいいけどさ プライベートは恋人って意味にしてくれよな OK?」
ソニー「オーケー 甘いセリフは全て終わった後に いくらでも囁いてやるよ」
リ コ「忘れないでくれよな そのセリフ!」
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