海外ドラマ・スラッシュ グ/リ/ム
.。. .。.:*・゜・*:.月夜の秘密
注※この話はニックが記憶喪失のジュリエットと別居してから
モンローの家に居候の設定を長引かせています
作品台詞モチーフ:Season2 #16 #20
3
現実
ニック 「モンロー? 聴こえてるのか?」
モンロー「えっ?! あ、な、なんだ?!」
ニック 「聴こえなかったのか? 昨日のことだよ」
モンロー「そうだった。そうだったよな。シャツを探してて、疲れて寝込んで、おかしな夢をみたんだ。
ちょっと待ってくれないか。かなり、混乱を起こしてる……」
ニック 「そうか。夢をみて混乱してる、か。いいんだ。それならそれで。
おまえの言うとおり、昨夜はシャツを探し疲れて、お互いここで眠っただけだ」
モンロー「えっ。そ、そうか? そうなのか? あれは……やっぱり夢、だったんだよな?」
ニック 「どんな夢をみてたんだよ。野うさぎでも追っかける夢か?
昨日は、満月だったからな。そんな夢を見ても、不思議じゃないよな」
モンロー「おれは狼じゃなないぞ。それに狩りはもうやらない。無殺生だ。
すっかり、おれはベジタリアンだからな」
ニック 「そうだな。そのようだ。分かってるよ。平気だ」
モンロー「ニック……、あの……」
ニック 「なぁ、今日は久しぶりに早く帰るよ。一緒に家で、夕食を食べないか?」
モンロー「そ、そうか! それはいいな。最近、一緒に食ってなかったもんなぁ。
よぅし、腕によりをかけて作るぞ。時間はたっぷりある。もう買い物も、済ませたしな。
今日はベジステーキだって買ってある。Mr.モンローシェフの、最高のベジステーキを楽しみにしてろ♪」
ニック 「そうだな、付け合せのイモのナントカや、豆のあれこれサラダは、ウマそうだ」
モンロー「根菜のソテーもイケるぞ」
ニック 「ああ、葉っぱのスムージーもな。今夜は芋虫の気分を満喫できる」
モンロー「バカにしてるな。調理方法を変えれば、もっと美味くなる。研究をしてるんだ。
採食の王様の最高ディナーだ。味音痴の芋虫には、勿体ない豪華ディナーだからな」
ニック 「なぁ、モンロー。おまえのベジステーキに、今度はやっとありつける。
前はムーザイの事件で、せっかくのディナーの約束を、ダブルブッキングして台無しにしたよな」
モンロー「おっと、そういえば、そんなこともあったな。すっかり忘れてたよ!」
ニック 「なぁ、モンロー。初めからやり直したらどうかと思うんだ。おれたち、急に先へ飛び過ぎた。
ちゃんと段階を追ってみよう。……本当に今夜のディナー、楽しみだ」
モンロー「ああ、おれもだよ。ニック。そうだな、順番は、大事だよな」
☆☆☆
BUUUUUUUUU……
モンロー「ハロー? もしもし?」
ジュリエ「モンロー? わたしよ」
モンロー「ジュリエット?! いったい、どうしたんだ!」
ジュリエ「ニックはもう、でかけた?」
モンロー「あ、ああ、ついさっきな」
ジュリエ「そう良かったわ。実は、わたし、お願いがあるのよ、モンロー。
今夜、うちのディナーに来てくれない?」
モンロー「え、ディナーに? 今夜かい? ええと、実は今夜は……だな」
ジュリエ「ええ、今日よ。だめかしら? 実はニックも、誘おうと思っているの」
モンロー「ニックを? そうか……。いや。ジュリエット。そういうことなら、二人きりの方がいい。
話し合うんだろ? ニックと。 だったら二人だけで、ゆっくりと食事すればいいさ」
ジュリエ「ええ。もう少し、ニックとの時間を多くしてみれば、何か変わるかもと思うの。
思い出したことを二人で繋いでみたいの。それについて、もっと話し合いたいのよ。
でもそれには、ニックの親友のあなたにも、聴いていて貰いたいんだけど」
モンロー「……二人で話すのは良い考えだ。検討を祈るよ、ジュリエット。
だけど二人の今後の為に、おれは家で乾杯しておくよ。いや、遠慮してるんじゃないんだ。
そう、今夜は……ええと、仕事仲間と一緒にパーティをする予定があるんでね。
残念だけど、おれは行けないんだ。本当に残念だ。ニックによろしく。
そうだ、こっちのパーティは、いいからとニックに伝えてくれ」
ジュリエ「イヤだ、ニックもそのパーティに参加する筈だったの? じゃあ、今日はよした方がいいわね」
モンロー「いや、そうじゃないんだ! 内輪のパーティで、ニックはまったく乗り気じゃなかった。
居候の手前、断れなかったんだ。きっときみからのお誘いで、ニックは気兼ねなくキャンセルできる」
ジュリエ「そうなの? ならいいけど。ありがとう、モンロー、わたし頑張ってみるわ。
以前は愛していたはずのニックだもの。きっともとに戻れる……」
モンロー「ああ、それがきっと一番だよ」