☆銀/魂パロディ
恋は自分で気がつかないと発展しない(2)
登場人物:銀時/土方
場所:街の外れ野原
銀時「ひーじーかーたーくーん」
土方「なんだ」
銀時「なんだじゃねーよ!おめー!コノヤロー 何がいきつけだぁ?
ひとりで飲みに行く時に使う店だァ?静かにしろ?騒ぐんじゃねぇだァァァl?!」
土方「言ってる尻から騒ぐんじゃねぇよ!うるせぇな マスターがビビんだろ」
銀時「マスターって おま ここ単なる野っ原じゃねえか!どこに店があんのォ?!
もしかして見えてんの?店とかマスター見えてんの?狐か狸に化かされてんじゃないのォォォォ?!
マスターはポン太さん?コン吉さんんんん!?どっちぃぃぃぃ?!」
土方「うるせェェェェ!!だから静かにしろって言っただろうがっ 騒ぐんなら帰りやがれ」
銀時「一体どういうつもりだよ ええ?副長サンよ 警察が人騙していいの?詐欺罪だよォォォ?」
土方「どういうつもりもねぇ 騙したつもりもねぇな 酒はあんだろ 持ってきてやっただろう
そこにちょうどいい椅子の形をした岩がある おれの特等席だ 今日はおまえに譲ってやる」
銀時「おめぇ 友達いねぇんだろ しょーがねぇな 銀さんが友達になってやるよ」
土方「いるわぁぁ! よけーなお世話だわ おまえなんか友達になって欲しくねぇわ
おまえと馴染みの店になんか一緒に同行できるわけねぇんだよ 察しろや」
銀時「べつに浮気相手としっぽりってわけじゃねぇんだから 見られたっていいじゃねぇの
なんかおれと居て ヤマシイことでも あんのかい」
土方「指名手配テロリストの桂と関係が深そうな胡散臭いおまえと 警察が一緒に酒飲んでるなんざ
都合悪リィに決まってんだろうが わかれやボケ クルクルパー」
銀時「ズラは関係ねぇじゃん つか深い関係って何?なんかやらしぃい関係?」
土方「おまえ 桂と どういう間柄だ」
銀時「何 気になるの? おれとズラのやらしいぃぃ関係が気になるのォ?」
土方「おまえらやらしぃ関係なんか!ちっ…どんな関係でもこの際いい おれにゃ関係ねぇ
桂とおまえに関係があったなら しょっぴいてやるまでだ!」
銀時「おれとズラはやらしい関係じゃありませんん 清い仲ですぅー だから妬かなくていいから」
土方「だれが妬くか ボケ」
銀時「だから気になるんじゃなかったの」
土方「ちげーわ!!」
銀時「じゃあ なんで飲みに誘ったの」
土方「はぁ?!おま 何言ってやがる おまえが無理やりに―――」
銀時「おれは無理にとは言ってねぇよ 銀さんは無理強いはしねぇよ
ただ ちょっと しつこくしただけだよォ?」
土方「それが無理やりだっていうんだよっ」
銀時「そーかよ そりゃ無理やりで悪ァァァるかったな
けど 酒は飲んで帰るからな 飲み干しちゃうからなぁ コン吉マスター!もう一杯注いでちょーよ」
土方「コン吉マスターってどこだよ 狐に化かされてんじゃねぇわ 店なんか見えてねぇわ
勝手に飲んでろ おまえの酒だからな」
銀時「ほれ 飲めよ」
土方「…おれは いい」
銀時「なんだとぉ? おれの酌じゃ飲めねーってのぉ?綺麗なおねーさんがいいのォ?
おれだってそうだよ! てかおればっか飲んでて バカみたいじゃん」
土方「バカなんだろ」
銀時「スッパリかよ 容赦ねぇな おめーはよ 鬼の副長さんは冷血だよな
ちっとは気を遣ったらどう? 人に奢ってるなら 愛想よくしたらどう?
なんでおれ おまえなんかと 飲んでんだっけぇ?」
土方「もう酔っ払ってんのか だから 総悟か近藤さんと飲めば良かったんだ
その方がよっぽど美味い酒だったろうぜ」
銀時「おまえの口から出る名前 いっっつも サド王子かゴリラな たまにジミー君?
実はだれかか本命? いっつも そのつまんねぇ顔して 真選組の宴会出てんの?
ちったぁ笑ってみたら?ニコリくらいしろや もとは良いのによぉ
もったいねぇよ? 笑ってみやがれ」
土方「おまえに言われたくねぇ 横にいんのがおまえじゃなきゃ ちゃんと笑ってやるさ」
銀時「おれ以外には 笑うんだ ふぅん」
土方「…そうだよ ピース・スマイルだよ 零れんばかりの笑みだよ」
銀時「あっそ 余計なこと言って悪うございましたねぇ
あーもー 酒ねぇわ しゃあねぇな じゃあ そろそろもう銀さん帰るわ
ごちそーさん 気ィつけてな 狐に強姦されんなよ じゃあねぇ」
土方「狐にゴーカンなんかされるかァ
てめーこそ事故起したりすんなよ まっすぐ帰れよ つかバイク乗んなや」
銀時「勿論ですぅ 銀さん飲んだら乗りませんんんー ほろ酔いで歩いて帰りますぅ
江戸の夏はあっちいけど 風流だわ 見てみろ 月がいい感じ」
土方「なにが 風流だ だったら あっち見てから帰りやがれ」
銀時「なに?」
土方「…あっちに 小川があんだよ 今の時期 この時間 蛍が出る」
銀時「―――え…」
土方「んだよッ すっとぼけたアホ顔さらしてんじゃねぇよ!」
銀時「おまえ ソレ おれに見せたくて ここにしたの?」
土方「――!ばばばぁかじゃねェえの!? そんあわけあるかァァァァ!!」
銀時「しィィィィィ! 静かにしろや 蛍が逃げるだろ」
土方「いたのか!」
銀時「ああ ほら そこ 幽かに光ってるだろ 迷い蛍だな 川はあっちなのによ」
土方「…ああ 本当だ 弱ぇ光なのによく見えたな」
銀時「灯は弱くても 道を間違えてても 必死で生きてる奴の放つ光は しっかり見えるもんさ
目を凝らしてよく見れば 力強い光を放ってるのも わかるってもんだ」
土方「・・・・おまえ」
銀時「なんか最後にいいもん見せてもらったわ 江戸の都会にも こんなとこあんだな
知らなかったよ 昔はよぅ たぁっくさん蛍なんざいたもんだがな 山とか川とかあったしな
今じゃ 都会のネオン蛍ばっかりだ じゃあな おまえは帰らねぇの?」
土方「帰るさ おまえが消えた後にな」
銀時「見送ってくれんの 優しいねぇ」
土方「おめぇとこれ以上 一緒に歩きたくねェだけだよ 誰がおまえに優しくなんかすっか」
銀時「次は おれが奢るよ」
土方「はァ?」
銀時「おれもとっておきの店 連れてってやんよ
今度 会ったときな」
土方「何言ってやがる 次なんかネェよ 何でしょっちゅうおまえなんかと…
オィィィ…!!人の話聞けよ!!言いたいことだけ言って去ってんじゃねぇよ!」
銀時「ばいばーい またね 大串くーん」
土方「大串じゃねェェェェェェ! だァれだよソレ!」
銀時「v(^o^)/~」
土方「ちっ なんだあいつ… おれは もう会いたくねぇんだっつーの」
終
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