電脳タブロイド
チェリーブロッサムの復讐
09
登場人物:番犬/キール
場所:オフラインカフェ クリムゾン・キャッスル
番 犬「結局、ピンク・ウイルスは、どうなったんだ」
キール「お疲れさま。パーティは普通にクローズしたね。誰も感染しなかったともいえるし、
感染してても解らなかったともいえるってオチらしいよ。騒ぐだけ騒いだし、それで良かったみたい」
番 犬「大騒ぎしただけなのか。賭けも結局、無かったことになったしな」
キール「兎狩りゲーム、残念だったね」
番 犬「……うるせぇ」
キール「俺でやってもいいよ。怪我しない程度にしてくれたら、つきあうけど」
番 犬「そんなゲームは、退屈だ。
加減するだと……そんなものしても面白みがない。流血しないゲームなんかクソゲーだ」
キール「そうなんだ」
番 犬「おまえに怪我をさせると、色々な方向から煩いしな」
キール「そう。でも、桜パーティ、けっこう楽しかったね。
毒々しい雰囲気だったけど、面白かったよ。前にボスが植物園でやってくれた、
本物の桜まつりには、及ばないけど。ネットの桜会場は、色んなゲームができて、愉しかった」
番 犬「おまえは何のゲームをしてたんだ」
キール「チェリーボム・ゲーム。勝ったから、さくらんぼを貰ったんだ。可愛いアイテムだよ」
番 犬「何か会場から持ち帰ったのか、おまえ」
キール「そうだけど……。まずかった?」
番 犬「まずいな。マシンをキラに見せた方が良い。ラインを全部切れ。もう手遅れだろうがな」
キール「嘘。……俺、感染、した?」