スモール・パラダイス |
| 登場人物/エンゼル テキーラ |
| 5 |
| 「エンゼル…本当は俺のこと好きなんだろ? だからネットナンパやめないんだろ? あれだけコケにされたら 誰だって止めるぜ 普通は」 「じょッ 冗談じゃねぇ…おい ちょっと待て!! お前…お前まさか…マルガリータちゃんじゃねぇだろうな!」 「なぁに? あんたが今 メールでおつきあいしてる彼女? ふふん 彼女いい子だろ? あんたがハッカーチームのヘッドでも 全然気にしないむしろ憧れてるよな一般人だもん 貴重な人に会えてよかったね」 「!!いい加減なこというなっ 騙そうったってそうはいかねぇぞ! お前がどこでも覗いてるってな 分かってんだ! だから知ってるにすぎねぇんだろ? マルガリータがお前だなんて信じられるか! 第一な 彼女はエレナの長年のダチだっ フンッ 生憎だったなぁっ」 「バカじゃないの あの女 マリア・エレナだって騙されてるかもしれないんだぜ? 俺が何ヶ月も何年もかけて罠張るの お前なら知らないわけじゃないよな 本人に会ったことがあるのか 聞いてみなよエンゼル? きっとマリア・エレナはこう言うぜ? 『彼女は本当にいい子なのよ 長年のバーチャルーム友達なの 会ったことはないんだけど』…ってね」 「!!」 「生身のデータには会っておけよ エンゼル これはラスの教えだ」 「うるせぇ!!やめろ! コケにしやがって クソ!! てめぇ… 覚えてやがれっ! 誰もみてねぇとこで その首へし折って 地獄に送り返してやっからなぁっっっ〜〜!!」 「頭の血管切れそうだな ごめんねエンゼル もう悪ふざけはよすよ ただ ――試したかっただけさ」 「ナニィ?! 何をだッ!」 「どれくらい不信感のダメージを受けたら 人間って壊れるのかなってことを さ」 「……おめーが駄目にした人間は 今まで沢山いるんだろうがな キラ」 「うん」 「俺はダメにはならねぇ ぜってぇだ! 何故ってな 途中で疑いはじめてイヤになったら 全部捨てるからだ!!俺は全部白紙にする!」 「―――。投げやりなんだ」 「そうだっ! 重くなりゃ捨てんだよッ!やり直しだ!考えたってグルグル混乱だ! ンなものいつまでもこだわってるから よけーな心配しなきゃならねぇんだ! 捨てろ!!」 「捨てていいのかよ?」 「そうだッ」 「ダメだなエンゼル 答えはちゃんと自分の心と向き合うだぜ…」 「だー!!!おまえなんかに説教されたくねぇーーーッ!!黙れ悪魔! 何のための感情心理だ?! 心と向き合うだと?!笑わせんなっ そんなに悩むためのものなら 基本MB生まれの俺には無くて清静すら! 俺は学校なんか行ったこともねぇ! 基本テキストだの応用テストだの 高度な授業だの まったく知らねぇ! 全部穴だらけの独学だ! だけどなっ」 「うん」 「俺はダチのことなら自信がある 仲間と直に会って 笑って話せるし 御互いの言い分でもって喧嘩だってする だからキツイこと言って後悔もする 言った方がいいことを 言えなくて黙ってることもある でもそれでもいいんだ 俺が 一人一人のダチのことを 大事に思って信じてるんならいいんだよ! てめぇがこの世でいちばんキライなものが 俺には大事なものなんだよッ! それ以上俺に必要なものなんか 今んとこは一切ねぇッ!!」 |
![]() |
| 「〜なンなんだよッ!!てめぇッは!」 「?何でいちいち怒るんだよ? 返事してるだけじゃん俺?」 「お前がイヤミ笑いしてねぇと 薄気味悪くて 不気味でしょうがねぇや!! まだ何を企んでやがるんだ! お前なんか暴漢に刺されて死ね!!」 「ひっでぇー! 酷いわよエンゼル… せっかく恋が芽生えそうなシーンだったのに ムードないし台無しィ〜! だから恋人できないんだ アンタって 大体ねぇ 語ってくれたけど言ってることの問題がズレまくりで要点を得てないよ」 「うっせー!てめぇとなんぞ 恋が芽生えてたまるかーーー!!」 「あっそ それじゃ あんたのバカさ加減が伝染しないうちに 俺は家に入って 鍵ちゃんと閉めて寝るよ 押し付けがましく送ってくれてサンキューな 充分用心棒の代役にはなったぜエンゼル・ヘッド 今度うちの番犬に礼を言わせに行くよ でも番犬のこと好きにならないでね ダーリン♪ そうそうエレナに俺が 萌ルーム]80141のファンだって言っといてよ?」 「…ッ! 番犬は当分うちの集会には来させんじゃねぇッー!!」 |
| 6に続く (ラスト) |
| ※窓を閉じて戻って下さい※ ■セリフ劇場■ |