☆銀/魂パロディ

嘘も認めてしまえば真実となる

登場人物:銀時/土方
場所:万事屋 事務所



土方「これはなんの嫌がらせだ」

銀時「どこが嫌がらせだよ?」

土方「何でおまえんちに おれが飲みに来なきゃなんねぇんだよっ 店じゃねぇなら帰ぇる!」
銀時「なんで? ガキどもいねぇんだよ だったらいいだろう?気は遣わないだろうが」
土方「何がいいんだ ぜんぜんよくねぇわ!」
銀時「おまえ よく考えてみろや 銀さんがとってきの店なんざ 知ってるわけないだろ
    あってもどこもツケがもう利かねぇんだよ 出入りするにはな おまえの懐財布は必要悪なんだよォ」
土方「なんでおれの財布が悪者になってんだ さりげなく たかってんじゃねぇ 誰が払うか」
銀時「だァからァ! ちゃんと自宅に誘ってんじゃんよォ」
土方「…帰る」

銀時「まァァた かよ!! なんでおまえいっつもいっつも そうなの?!
    いい加減折れてくれても いい時期じゃね? もうかれこれ三ヶ月続いてんですけど!
    毎週おれたち 会ってんですけどォ!! そぉんなに銀さんのことキライ?
    そんんんーーな にィ 銀さんが 嫌いなのかよォォォー?!」
土方「―――な なんでそんなにキレられにゃならねぇんだよッ あぁ?!
    あーあ 嫌ぇだよっ てめぇのことなんざ 大キライなんだよ! ふざけやがれ!
    毎週ニセ情報で呼びつけやがって 嘘ばっかついて 何なんだよ?
    おれは おまえの友達でも 恋人でもねぇわ!」
銀時「悪かったよ 機嫌直せって …な?」
土方「…な?じゃねぇわ なぁんだ この手はぁぁぁぁ!? さわんなぁぁ!
    その手を離せ 今すぐ肩から離せ マッハ0.00001秒で離せ 瞬時に離せ
    一分でも遅れたら すぐたたっ斬るからな」
銀時「いやなんかもう計算合ってんのソレ ボディタッチくらいもう許してくれるかと思ってさ
    何? まだ恥ずかしいの? まだダメなの? 先にシャワーしてくる?」
土方「何いっとんじゃァァァァァー!!きしょいわ!!ボディタッチ言うな!
    そんなん許す前に おまえの存在自体 許してねーわ!!
    なんなんだこれ? どーゆー展開だコレぇぇぇぇえぇッー!!」

銀時「いや その そんなに盛り上がられるとさ ちょっと銀さん照れるわ…
    赦すの赦さないのって 萌えるんだけどもォ」
土方「なんで照れるんだよゥゥゥゥ! いいか てめぇ そんな妙な考えは いっさい捨てろ
   がっさい捨てろ バッサバッサ捨てろやァァァァァーーー!!おれが斬ってやるぜぇぇ!!

銀時「ちょ そんな牛乳パックみたいに捨てんなよ! 銀さんちゴミ箱ねぇんだよ
    なんてーの? もう家自体がゴミ箱?みたいな? エコ? ある意味ロハスなエコ?」
土方「エコじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇー!!! ちゃんとゴミは捨てろや!!
    …ったく どーなってやがる おまえをメインにしたゴミ溜めだな ここは」
銀時「なんかノド渇いたわ イチゴ牛乳飲む?」
土方「そんなもん飲むかよ なに話題変えてんだよ 酒… あんだろ 出せや」
銀時「なんだ 結局飲むんじゃん」
土方「飲まずにやってられっかよ」
銀時「でもヤバくねぇ? 銀さんちで いつもみたいに酔っ払ったらさぁ
    もう帰りたくねーみたいなことに なっちゃったりしてナァ〜〜」

土方「…て…きた」

銀時「え?」

土方「外泊許可は 取ってきたっつってんだよ」

銀時「−−−−−−ちょ おま なに? どんだけ? おまえどんだけツンデレぇぇ?!
    そういうことまで言っといて 何でボディタッチ頑なに拒むわけ?!
    それじゃあ何にもできないでしょうーが!! わけ判んないんですけどぉぉぉ!!?」
土方「はぁ?! なんでおれがここに泊まってくと ボディタッチを赦さなきゃなんねぇんだよ?
    アホかぁぁぁぁぁー! おれはまだ唇も赦してねぇわァァァ!!」
銀時「うわ なに可愛いこと言ってんのォォォォー?! おまえソレ唇って…
    …ちくしょう おれが赤くなるわァ!!」
土方「酔え!! 酔っ払って寝ろ! 寝ちまえ そんでもう一生起きてくんな
    ぽっくり死ね あの世へ行ってください お願いします」
銀時「ね 寝るのか いきなり大胆だなオイ なぁ チューしよう な?土方
    チッスしよう」
土方「・・・・!!! バカヤロー 近づくな!! ボケ! ド変態パーマ!
    何する気だ 糖尿野郎! こっちくんな! くんなよッ!!
    こっちの線から入ってくんなァァァッァ!!!」
銀時「ちょ 線なんか引いちゃって ますます可愛いんだけど おまえ」

土方「!!!! か カワイイ言うなぁぁぁぁぁぁ!!!!」

銀時「あーあァ 耳まで赤くなっちゃってさ おまえ初めて? 男初めて?
    おれも初めてだけどさぁ なんかおまえとなら 巧くできるって感じすんだよ
    だからさぁ いい加減落ちねぇの? 落ちろや 銀さんここまで誰かに構うの
    めずらしいんだって」
土方「てめぇ マジホモか!? ガチホモなのか?!」
銀時「人のこと同性愛者みたいに言うんじゃねぇよ 同性愛者は同性愛者でいいけどなぁ
    銀さんは違うよ? これは違うんだよォ おめー 違うんだよなァ
    マジ退かれると ちょっと 気持ち萎えるっていうかァ…」
土方「なにが違うんだよ ガチせまってんじゃねぇかよ!!帯!!帯に手ぇかけんな!」

銀時「…いやさ 頼まれたんだわ 銀さん お仕事 頼まれたんだわ」

土方「・・・・なんだと?」
銀時「おまえんちのドS王子がさぁ どうしても土方の野郎 落としてくれってさ
    だからしょーがなく? だから別におれはァ ホモでもなんでも無いわけよ?」
土方「…おれが なびくかもしれねぇって 二人して笑ってやがったのかよ…」
銀時「いや 別に笑っちゃいねぇよ 沖田くんは笑うつもりだったと 思うけどね
    だけど・・・・」
土方「・・・・・・・てめぇ そこへなおれや ギッタギタに刻んでやるよ・・・・」

銀時「ってオィィィィィィーー!! ちょ まてって!!まてや!!
    ちょ 銀さんの話 聞いてって もうちょっと先があるから 聞いて…
    うわ このひと本気だよ 本気でおれのこと 斬るつもりィィィィィ〜〜?!」
土方「うるせぇぇぇぇぇぇえぇぇぇ!! 死にやがれ!!よろずやァァァァ!」
銀時「うわ! あっぶね マジで斬られて死ぬわァァァ!!」
土方「マジで斬んだよ… 避けてんじゃねぇよ 今度こそ 本当に斬ってやる」
銀時「そんなに怒ることねぇだろがァ?!何? 本当に銀さんに惚れかけたァ?!」
土方「おれはおまえのことなんか おまえなんか… なンとも思ってねぇんだからな
    そんなん あるわけねぇだろがァァァァァァァアァァァ!!」

銀時「・・・・ないのか? 本当に無いって 月見団子に誓って言えるのか?」


土方「言えるわァァァァァァーーー!!!」


     

2につづく