☆銀/魂パロディ

素直じゃないと両想いにはなれない

登場人物:銀時/土方
場所:かぶき町・よろず屋付近路上


銀時「…だれだぁー? んなとこでグースカピー寝てやがる野郎はぁー?
    せぇっかく人が 仕事終っていい気持ちでヨッパらって家に帰ろうって途中にさぁ
    何なんだよ ここは家ですか?誰かんちのベッドですか?ここ誰さんちですかー?
    スイマセンけどねぇ ここでも銀さんちへの道中なんで お邪魔しますよ!」
土方「・・・・上等だ コラ…」
銀時「ん?何コレ 家じゃないよね ここよく見たら家じゃないよね?ただの路上だよね?
    だって玄関のドアないもんね? ピンポンとかないもんね
    ちょ どいてくんない? なに地面に寝てんだよ ジャマなんだよ どきやがれコノヤロー!!」
土方「・・・・上等だ コラ!!」
銀時「さっきから上等だしか言ってないけど 大丈夫かあんた?
    寝っ転がって怒鳴ってても説得力ないからね?
    てか なんだよ おめー よく見たら 大串くんじゃないの こんなとこで何やってんの」


土方「大串じゃねぇ!」
銀時「なんで不良警察24時の副長サンが こんなとこに寝てんの?
    珍しくね? もしかして酔ってんのか おまえ」
土方「違うわ!酔ってねぇわ!ほっときやがれ ったく…一番会いたくねぇ奴に会っちまった」
銀時「そりゃほっとくよ ぜんぜんほっとくけどね んだけど天下の歩道で
    大きな顔して転がっていられちゃ めーわくなんだよ ジャマだからどけや」
土方「どきたくてもどけねぇんだよ クルクルパーマ 察しろや」
銀時「んだ? 立てねぇの? 酔っ払って立てないんですかね警察が
    だっせーな それと銀さんはクルクルパーマじゃなくて天パ!なんですぅー」
土方「るせッ 酔ってんじゃねぇよ おまえと一緒にすんな 糖尿パーマが」
銀時「何ソレ 糖尿パーマって何ッ! それどんなパーマぁ? おまえこそ何だその頭についてんの
    ケチャップか? んだよマヨラーがトマトケチャップに浮気か?そうなのか?
    おまえのマヨネーズ命はそんなもんなのか もう今日からケチャップ警察24時か?」
土方「誰が浮気なんかすっかぁ! ちげーわ! これのどこがケチャップだ クソ天パ!血だ!」
銀時「あ 本当 甘くねーわ」

土方「舐めんなぁぁぁぁーーーー!!」
銀時「やけに派手に切れてんじゃねぇの 行っちゃうんじゃね?
    ほっといたら天国とかに逝っちゃうんじゃねぇのソレ? 大丈夫か」
土方「ほっとけや 見た目より酷くねぇよ ちょっと休憩してたんだよ」
銀時「何でえらそーなのこの人 休憩って 起き上がれないんだろーが
    そんで? よろずや銀さんにどうして欲しいの? おれは安くはねーぜ ダンナァ」
土方「あ? 何もする必要ねぇよ ほっとけって言ってんだろ」
銀時「ほっといて死なれたら夢見悪いでしょうが おま!
    何呑気にタバコなんか吸っちゃってんの おめー本当は仕事サボってんだろ」
土方「サボってねーよ 何時だと思ってやがる もう職務は終ってんだよ
    平気なんだよ こんくらい 起き上がって病院行くっつーの」
銀時「おめーこそ何時だと思ってんだ 病院はもう終ってんだっつーの
    病院行くほど切れてんのかそれ 舐めときゃ治るんじゃねぇの」
土方「だっ だから舐めんなよ!バイキンが入るだろーが やめろ!」
銀時「何だよ失礼な奴だな 銀さんの唾液は あれだよ 甘いもんで出来てるから
    なんかその成分で治んじゃねぇの カラメルみたいに固まんじゃねーの」
土方「どんな唾液だ 気持ち悪いわ! おれはプリンか つかもういいから ほっとけよ
    ほっとけねぇなら 救急病院連れて行けや」

銀時「…よいしょ」
土方「オィィィ! 何やってんだよ!!」
銀時「はぁ? いちいちうるせー奴だな だって病院連れてけ つって言っただろ?」
土方「だからなんでお姫様だっこだよ?!完全にコレおかしいだろーが!」
銀時「いいんだよ 病院もう開いてねぇからな 銀さんちで包帯巻いときゃいいんだよ」
土方「! てめぇの家なんざ行かねーぞ!下ろせ! ちょ 誰かに見られたらどうするんだ!」
銀時「もうギャーギャーギャーギャーうっせぇなぁ! 処女奪われる前の生娘ですか!
    おれはもう帰るとこだったんだよ もう予定狂わされるのだいっ嫌いなんだよ おれはぁ!
    だから帰るんだよ ちくしょう せっかくの酔いも醒めちまったわ もったいない
    どうしてくれんだよ 今度おごれ あたま割れて死んでも奢れや」

土方「…今度 総悟に酒持って来させる それでいいだろ」
銀時「なに人に擦りつけてんだよ ドSの腹黒サド王子なんかどうでもいいんだよ
    おめーだよ 大串くん おめーが料亭でおれに奢りやがれ」
土方「おれと飲みたいってのかよ てめ」
銀時「おれは 酒が飲みてぇんだよ バーカ! けど別にどうしてもって言うなら
   おまえを銀さんが飲んでやってもいいけどな …察しろや」
土方「おれはコーラじゃないわ! 何飲む気満々なんだよ てめぇは」

銀時「も どうでもいいから 暴れないでくんない? 重いんだけど あんまり時間かかると
    それこそ誰かに見られちゃうよ? 大串くんがそれでいいーってんなら
    銀さん別にそれでもいいけどね どうすんの 夜中にカミングアウトしちゃうのか?
    真選組の鬼の副長さんは 実はオカマなんでーすぅって 噂が流れてもいいわけ?
    明日からカマっ子倶楽部で 十四郎子とパー子で ツートップでやってくわけぇ?」

土方「・・・・・・(ーー;)
クソ 覚えていやがれ


(2)へ続く